
下手の横好きな俳句も
なんだかんだで10年以上続いています
所属している俳句結社創生の木もれび支部
木もれび句会では
毎月、兼題といういわゆる『お題』がでます
八月の兼題が『原爆忌』でしたので
今回は社会派な作風で
句を詠んでみました
あ、もう一つは『棗』だったのですが
こちらはちょっとイマイチでしたので
割愛しました(^◇^;)
自作の俳句について
解説するなんて
野暮なんでしょうけど…
今回のはどういう背景があるのか
お伝えしたくて…
あ、いや、俳句も書も
作者の手を離れたら
鑑賞者が好きに見て
解釈すれば良いんですけどね
「美辞麗句ばっかりじゃねぇ」原爆忌
→これは平和記念式典の中継を見ながら
思わず呟いてしまったので…
敢えて広島弁を使いました
親子連れの長き黙祷原爆忌
→これは平和公園で見かけた光景。
週に何度か平和公園内を散歩するのですが
夏休み中はお子さんは小学生以下の
若い親子をよく見かけました
こうやって関心を持って
平和公園に来てくれて
広島市民として嬉しいです
サイレンの鳴らぬ黙祷広島忌
昔は8月6日8時15分には
サイレンが鳴り
人も電車も止まって
黙祷をしていたのですが…
今年はぱんだ先生は
サイレンが聞こえなかったので
時代が変わったなぁ…と句に詠みました
が!句会では
皆さんサイレンは鳴っていたよ~と
言われていたので
ぱんだ先生だけ…
何故か聞き逃していたのでしょう
復興と平和を願ふ踊り唄
毎年8月5日の夜は
原爆ドーム対岸にある
本川小学生で慰霊祭が行われ
校庭で盆踊りが開催され
『本川音頭』を踊ります
数年前、初めて8月5日の夜に
原爆ドーム周辺で過ごした時
賑やかな盆踊りの音楽が聞こえてきて
当初は違和感を覚えたのですが
本川音頭の歌詞を聞くと
平和への願いが込められていて
涙が溢れました…
その時のことを詠みました
句会メンバーは
被爆2世の方
ぱんだ先生みたいに広島で生まれ育ったけど
身内に被爆された方がおられない方
県外出身者の方
皆さんそれぞれの立場から
『原爆忌』に対して
様々な俳句を詠んでこられ…
親や身内から聞いた被爆の実相
平和に対する思いなど
八月の句会はいつも以上に
熱く盛り上がりました!
まあ、木もれび句会の会場は
原爆ドームのすぐ近くですからね
8月のみならず
原爆に関する俳句が登場するのは
広島の俳句結社ならでは…かも。
もちろん、原爆だけでなく
沖縄や東京大空襲や
今ならウクライナ問題なども詠み込む
なかなか社会派な俳句会ですよ~
今回の原爆忌に関する俳句は
戦前から広島呉で万年筆を製造していた
セーラー万年筆製で
広島繋がりの万年筆という訳で
書いてみました
八月最後の日
ちょっと真面目に
俳句を通し
平和について考えみた
ぱんだ先生なのでした~